熊本よかとこ雑記

おばけの金太が怖いけど由来は何?遊び方やグッズの値段も紹介します!

ちはにゃん
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皆さん、こんにちは!ちはにゃんです

日本各地には歴史ある伝統工芸品が沢山点在しています。

まさに“日本の美と伝統の象徴”と言える伝統工芸品は、近年海外からも注目度が高く、それを求めて来日する外国人観光客も多数いらっしゃいますよね(^^)
日本に存在する伝統工芸品は、全国でなんとその数1192品種にものぼります!

今回ご紹介するのは、そのユニークな風貌とカラクリで人目を引く、熊本県の郷土玩具“おばけの金太”です(^^)
『おばけの金太が怖いけど由来は何?遊び方やグッズの値段も紹介します!』と題し、皆さんにその魅力をお伝えしていこうと思います(・∀・)ノ

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おばけの金太が怖いけど由来は?

早速ですが皆さん、こちらのお人形を見てどんな印象を抱かれるでしょうか?(^^)
この見た目のせいなのか『怖い』印象がありますか?(笑)
黒い烏帽子を被り赤い顔に八の字眉、ギョロッとしたどんぐり眼に舌を出した口が何ともおとぼけに感じてしまう、こちらの人形。
熊本を代表する郷土玩具で伝統工芸品に認定されているカラクリ人形“おばけの金太”です(^^)
別名『目くり出し人形』と言われます。

おばけの金太に関するネット上の声を見てみると、

・子どもの頃に目にしていた時は、必ず怖がって逃げていた

・とてつもなく苦手で見るのも嫌だったが、今となっては何故そこまで怖がっていたのかわからない(笑)

など、幼い頃はおばけの金太に怖い印象しかなかった、という感想が非常に多かったです。
パッと見た目、不気味な赤い生首といった感じもありますし、子ども目線からするとそこがまたホラー要素となって、無理もないのかもしれませんね(^^;)

というわけで、実際に子どもが怖がるかどうか、2歳になる我が家の息子に実物を見せて試してみました!
が…、予想に反してこの通り(笑)
しかも、息子が触っている金太のお隣には、更に特注サイズの“巨大金太さん”が飾ってあります!
それにも全く動じず、むしろ「きんたさんであそぶ♪」と、カラクリを面白がっていて大変お気に召した様子!

なかなかこの場を離れようとしないあたり、凄いな、息子!(笑)
でも、こうして昔ながらの伝統的な郷土玩具に、飛びつくように興味を示してくれた姿にほっこり和まされ、母としてはとても嬉しく思えた瞬間でしたよ~(^^)

『おばけの金太』は実在した人物がモデル

おばけの金太誕生の歴史は、熊本城の城主である加藤清正公が熊本城を築く際に、本当に実在した人物である『おどけの金太』と呼ばれていた足軽がモデルになった事に由来しています(^^)

この金太という人物は、顔立ちが面白く人を笑わせる事が得意で大変人気者だったという言い伝えがあります。
写真がある時代で、もし画像が残っていたなら、ぜひ実際の姿を一目拝見してみたいものですね~(^^)

なんで顔が赤く、舌を出しているの?

なぜ『おばけの金太』は顔が赤く舌を出しているのか、皆さん気になりませんか?(^^)

これについては、モデルとなった足軽の“おどけの金太”がどういう人物だったかを予測する意味でも、その理由に諸説あるようです。

【赤い顔の理由の諸説】
・酒飲みだった
・熊本城築城の際に石材運搬の頭として炎天下で働き、日焼けをしていた
・子どもを疫病から守る為に、魔除けの赤色を使った
【舌を出している理由の諸説】
・歌舞伎などの舞踊の一つ「舌出三番叟(しただしさんばそう)」に由来している
・浄瑠璃の人形を真似た

この諸説と伝説のモデルを元に、嘉永年間に人形師の西陣屋彦七が、おばけの金太の原型となるカラクリ人形を作った事が始まりと伝えられています。

このように「怖い」と言われる見た目に反して、各諸説のエピソードには怖い要素など、全くどこにも含まれません。
実物を目にする機会があった時には怖がらずに手に取って、ぜひユーモアあるカラクリを体感してほしいと思います(^^)

おばけの金太の遊び方

おばけの金太の遊び方についてです(・ω・)ノ

そのカラクリですが手動で簡単に動かすことが出来ます。
人形の後ろに付いている紐を引くと、目玉がひっくり返り舌が出てきて「アカンベェ」をした表情になります♪


ちなみに、前述しました息子が夢中になって遊んだ巨大金太さんだと、この迫力です!


こちらの巨大サイズのおばけの金太が置いてある場所ですが、全国に15店舗を展開されている倭物やカヤのイオンモール熊本店です(^^)
和雑貨や民芸品、和風ファッションなどを多数取り揃えているお店で、店舗の象徴として“おばけの金太”が店頭に必ず配置されており、販売もされていますよ~!

また、熊本城傍の熊本県伝統工芸館の方でも、県内各地の沢山の貴重な郷土品を、実際に見て触れる事ができます(^^)

『熊本県伝統工芸館』
営業時間:9:00~17:00
   休館日:月曜日
   入場料:2階企画・常設展示室 大人210円 ※高校生以下は無料

電話番号:096-324-4930
   所在地:熊本県熊本市中央区千葉城町3−35

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おばけの金太の値段やグッズ紹介!

おばけの金太の値段、グッズについてご紹介します(^^)

先日お邪魔した“倭物やカヤ”の店舗に置いてあった、2019年3月中旬現在の関連グッズはコチラです!

『カヤカン/キンタ ミックス』飴菓子 1缶 530円
『金太タビ』足袋型ソックス(中丈 男物と女物あり) 1足 500円
『キンタ手拭い』1枚 1100円
こうして見ると、アカンベェした金太さんの姿が何とも言えない愛嬌があって、とても可愛らしいですよね~(^^)
息子が飴の缶を見て欲しがったので、思わずお土産に購入しました♪

他にもないか調べてみましたが、ご当地ハローキティの金太バージョンがあったみたいですし、ストラップやTシャツなどもあるようです(^^)
それに某フリマアプリでは、丸くて可愛らしい金太の顔の風鈴も見かけました~!

ただしこれらのグッズは、すでに発売から数年経過し廃版となっている商品もあり、現在では取り扱いの無い物もありますのでご了承くださいね。
そして、肝心なおばけの金太の本体のお値段ですが、倭物やカヤの公式通販ページによりますと、

・おばけの金太 特大サイズ 一体 269,999円(税込)
・おばけの金太  Мサイズ  一体    4,319円(税込)

特大サイズとMサイズでは、当然のことながらその価格は雲泥の差ですが、郷土玩具の伝統工芸品ですので、特に特大サイズは希少価値が高い物ではないかと思います!

熊本に来られた際は、ぜひ怖がらずに愛嬌ある金太さんに会いに来てくださいね~(^^)

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